平成24年7月20日開催 しゃべり場救急座談会~協働まちづくりセンター「ふらっと」にて~
◎健康づくり政策課 地域医療係 村田雅俊 ◎袋井消防本部救急救命士 太田圭亮
7月20日(金)に、協働まちづくりセンター「ふらっと」にてしゃべり場救急座談会が行われました。
安心できる地域医療を守るために、市民病院や地域医療を現状を学びました。
今回は、「救急隊員からの救急車利用最前線報告と市民病院の今後のあり方」について報告致しました。
【担当課からの現状説明】
○「袋井市保健・医療・介護構想に基づく6センター機能」について
※4月末まで現入院患者に対応する
・「外来・健診センター」については、聖隷福祉事業団へ委託すること
・総合内科的外来の開設…専門外来前の初期診断を担う
・一般病床・回復期リハビリ病棟・療養病床について
・救急夜間急患センター…開業医が現病院で診察(医師会と協議中)
・在宅療養支援センター…市内4ヶ所の訪問看護ステーションがある。
・健康指導センター…現保健センターの役割
・健康支援センター…総合相談を受け、専門相談窓口へコーディネートする
※現病院と新病院の連携、または「外来・健診センター」との連携
【消防隊員からの説明】(救急車利用状況、市民への意識改革他)
・「袋井消防」…袋井市、森町に対応する(人口10万人超)
・袋井本部、浅羽分署、森分署に計112名がいる (袋井:森:浅羽=12:7:6人が日中勤務)
・救急業務では計4台が対応(専属隊員は1台、1隊のみ。それ以外は火災発生時)
・出動件数は1日あたり9件程度
・出動理由は急病60%、一般負傷14.7%
・管内、管外への搬送もある。またはドクターヘリによる対応(特に交通外傷時)
・H23年度の最多出動数…19件
・ポンプ車の同時出動は心肺停止状態の時。およそ20%の割合。
・傷病程度 軽傷…60.9% 中等症…30.6% 重症…8.5%
※重症とは、傷病の程度が3週間以上の入院を必要とするもの。
中等症とは、傷病の程度が入院を必要とするもので重症に至らないもの。
軽症とは、傷病の程度が入院加療を必要としないもの。
・出動時、傷病者の状況を観るだけでは判断がつかない…重度疾患が隠れている可能性がある
※軽傷=不適正とは思わない
質問意見の中で、救急情報キットの普及を望む声が多数ありました。
「救急情報キット・・・緊急連絡先・写真・健康保険証の写し・かかりつけ医 などの情報が入っている筒」
これらキットは、救急車が来たときに分かる場所に置いてあることも非常に重要です。